[MIXゾーン]“川崎のホープ”田中碧、出番減少で見つめ直した自分のプレイ 

神戸戦で攻守にわたり存在感を放った田中碧 photo/Getty Images

考え抜いた末に神戸戦で圧巻のパフォーマンス

川崎フロンターレは28日、明治安田生命J1リーグ第27節でヴィッセル神戸と対戦した。大勢のファンが見守るホームで試合のペースを握るも、カウンターとセットプレイから2点を奪われ、1-2で敗戦。18日に行われた天皇杯・ラウンド16で神戸に2-3で敗れていたこともあり、この試合でリベンジを狙ったが、実現させることはできなかった。

代表遠征などもあり、この一戦で8月17日以来(ベガルタ仙台戦)1ヶ月以上ぶりにリーグ戦のピッチに立った川崎のホープであるU-22日本代表MF田中碧。チームは惜しくも敗れてしまったが、交代を命じられた75分まで攻守にわたって存在感を発揮した。

そんな田中が試合後、神戸戦を「やっぱり天皇杯で結構自分たちの時間ができた分、(今日の試合では)相手もそれに対して対策してきたと思います。うまくいけるシーンもたくさんありましたけど、個人として取られるシーンもたくさんあったので、そこは力不足だなと感じました。(失点するまでは)問題ないかなと思ってました。最初に(ボールを)握られましたけど、少しずつ相手が焦れてきて、自分たちが握れる時間も増えてきて、相手にシュートも打たせていないと思うので、そういう意味では別に悪くなかったのかなと思います。後半に相手が押してきた時に、自分たちが仕留められるんじゃないかなとも感じていたので、もったいなかったというのはありますね」と振り返った。

ただ「やっぱりサッカーは結局ゴールを決めるか、決められるかだと思うので、その勝負所が大事。自分のミスで失点してしまっているので、そのミスも無くさないといけない。僕らにもいいタイミングでチャンスは間違いなくあったと思うので、そこで決めきれるかというのが、最終的に内容どうこうではなく結果につながってしまいました。難しい部分ではありますが、そこをこだわらないといけないかなと思います」とも語っている。

反省点や悔しさを多く口にしていた田中だが、素晴らしい状況判断とボール奪取力で幾度となく相手の攻撃の芽を摘み、チームを救っていたのも事実だ。また、この試合ではアンドレス・イニエスタを剥がしてドリブル突破し、チャンスメイクをするなど、これまで以上に攻撃面でも存在感を発揮していた。積極性が随所に見て取れたが、ここ1ヶ月で心境の変化などもあったようだ。

「このチームで試合に出られない時間が増えてきて、自分に何が足りないのかというのをすごい考えました。そこでやっぱり守備の部分だったり、攻撃に出ていく部分だったり、改めて自分の特徴の部分を、人にないものを出さないといけないなと感じました。そういう意味では、何回か(自分の特徴を)出せたのかなと思います。ただ、やっぱり勝負事なので、負けてはいるので、自分が何回かいいプレイをしても1回悪いプレイをして失点してしまったら意味がない。そこの質という部分もさらにこだわらないといけないのかなと思います」

残り7節で、5位の川崎と暫定首位の鹿島アントラーズと勝ち点差「8」。3連覇が厳しい状況となってきたが、田中は「もちろん、厳しくなっているのはわかっています。ただ残り7試合、他力ではありますが、直接対決も残っていますし、全部勝つことで希望は見えてくるのかなと思います。自分たちのことにこだわって勝つことが、個人としての成長にもつながると思います」と話している。今後も積極的なプレイを披露し、今度こそチームを勝利へ導くことができるのか。

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