28日にアトレティコ・マドリードとのダービーマッチに臨んだレアル・マドリードは、直近2試合と同じく体を張った守備で相手の攻撃をシャットアウトすることに成功した。物足りないのは攻撃部分だ。
アトレティコの守備が堅かったのは事実だが、レアルはなかなか決定機を作り出すことができなかった。レアルには試合を決定づけるスペシャルな選手が不足しているのだ。
スペイン『MARCA』が名指しで批判したのは今夏に加わったFWエデン・アザールだ。クリスティアーノ・ロナウドが去った今、新たに7番を任されているアザールには特別な働きが求められている。
「アザールはアトレティコ相手に危険な状況を作り出せなかった。アザールにはより期待がかかっているが、彼はベストからは程遠い。ここまではベイル、ベンゼマの方がより決定的だ。アザールの才能が必要だった。彼は今回のようなビッグゲームをエンジョイすべくリーガへとやってきたが、ワンダ・メトロポリターノではベストに近いものを見せられなかった」
アザールに求められているのは、お得意のドリブルで敵陣を切り裂き、決定機を作り出していくことだ。しかしアトレティコ戦ではドリブルが通用せず、思うように相手をかわすことができなかった。オフから戻ってきた際には太り過ぎと指摘されていたが、まだベストコンディションには戻っていないのか。まだレアルのサポーターはアザールのスペシャルなプレイを目にしていない。
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