PSGでプレイタイム伸びず アルゼンチン“中盤の要”は来冬イタリア復帰か

アルゼンチン代表では不動の地位を築いているパレデス photo/Getty Images

守備的な選手に出番奪われ

フランスの地で伸び悩むレジスタは再びイタリアへ舞い戻ることとなるのだろうか。パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスに移籍の噂が浮上している。

現在25歳のパレデスは今年1月にロシアのゼニトからPSGに加入した。加入当初の昨季後半戦こそほとんどの試合に出場し、瞬く間に絶対的レギュラーの地位を確立したものの、今季はここまで先発出場が1試合のみ。現在は中盤の底に守備力を求めるトーマス・トゥヘル監督の方針の下、MFイドリッサ・ゲイエやDFマルキーニョスといった選手に定位置を奪われてしまっている。

しかし、そんなパレデスも他クラブからの評価は高いようだ。伊『calciomercato』によると、同選手の動向にイタリアの強豪クラブたちが目を光らせているという。その強豪とは、ファビオ・パラティチSDが彼のファンであることを公言しているユヴェントスと低コストでの中盤強化を目論むミラン、そしてMFのローテーション要員獲得を望むインテルの3クラブだ。彼らはローマやエンポリなどイタリアでのプレイ経験があり、獲得コストもそこまでかさまないパレデスを絶好の補強候補とみなしているようだ。
パラデスはテクニックに優れたプレイメイカーで、試合を落ち着かせる能力と相手の一瞬の隙を突く縦パスは圧巻。ハイレベルなプレス耐性も有しており、狭いスペースに追い込まれても柔らかなボールタッチを駆使して果敢に突破を図る。夏に行われたコパ・アメリカでも、アルゼンチン代表で全試合にフル出場。クラブでこそ出場機会を得られてはいないが、ナショナルチームでは中盤の要としてチームを支えている。

チームさえ変えれば再度輝く可能性はあるだけに、来冬このMFがイタリアに活躍の場を求めることは十分考えられる。はたして来年、パレデスはどこでプレイしているのか。今後の動向に注目だ。

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