開幕前、強盗被害に見舞われたアーセナルのMFメスト・エジル。この事件から間もないということで安全面を考慮し出場を控える状況が続いていることもあり、この天才司令塔は今季ここまでの出場機会はゼロだ。外的要因とはいえ、ピッチから遠ざかっている時間が長いのは事実。チームの陣容が固まることで、プレイ可能となってもこのまま出場機会を得られなくなる可能性は高い。先日彼の代理人が否定こそしたが、いまだ彼の周りには移籍の噂もついて回っているのが現状だ。
しかし、アーセナルには彼が必要と主張する人物がいる。かつてエジルとレアル・マドリードで共闘したシャビ・アロンソ氏だ。英『Football London』によると、同氏はこのドイツ人MFこそがアーセナルのトップ下にふさわしいと次のように語っている。
「レアル時代、特にジョゼ・モウリーニョが監督をしていた頃はサミ・ケディラやエジルと一緒にプレイした。メストはライン間でプレイするのに最適な選手だ。そこはDFがケアしようとするからスペースがない。タフなポジションだからね。そして何より彼がそのポジションでプレイしたがっている。私はエジルのボールタッチをのうまさを知っていたから、当時の僕はボールを持った時にいつも彼を探していたよ」
ウナイ・エメリ監督は今季、トップ下にアル・マドリードからレンタルで獲得したMFダニ・セバージョスを積極起用している。セバージョスも良い選手であることは間違いないが、第3節のリヴァプールでは存在感を放つことができなかった。復帰したタイミングでもう一度エジルをトップ下で起用するのは悪くない案だろう。
昨季は思うようなパフォーマンスを披露することができなかったエジルだが、再度アーセナルでその実力を証明することができるか。元チームメイトはまだ彼が輝きを放てるはずと信じて疑わない。
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