移籍の噂が後を絶たないディバラ 心配されるコンディションへの影響は?

移籍市場が開かれるたびに、その去就に注目が集まってきたA・サンドロ(左)とディバラ(右)photo/Getty Images

「心配ない」と語るA・サンドロ

ユヴェントスに所属するブラジル代表DFアレックス・サンドロが、かつての自身と同じ境遇に立たされているアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラについて言及している。

2015年夏にユヴェントスへ加入した現在28歳のA・サンドロ。加入初年度からチームの主力として活躍し、セリエA8連覇を含む4度のリーグ優勝に貢献するなど、数々のタイトルをもたらしてきた。そして、今では世界最高の左サイドバックのひとりと称されるまで成長している。こういった活躍もあってか、以前から多くのビッグクラブが同選手に興味を示しており、2017年夏の移籍市場ではチェルシーへの移籍で、昨夏の移籍市場ではパリ・サンジェルマンへの移籍で合意に至ったという報道も。しかし、これらの報道は噂で終わり、A・サンドロの移籍は実現せず、同選手は今もなおユヴェントス愛を貫いている。

今夏の移籍市場で、そんなA・サンドロと同じ境遇に立たされているのがチームメイトのディバラだ。ディバラにも以前からバルセロナなど多くのクラブがラブコールを送ってきたが、同選手もユヴェントスへ愛を口にし、クラブへの忠誠を誓ってきた。今夏もディバラはマーケットの主役のひとりとなっており、ロメル・ルカクとのトレードやトッテナム移籍が合意に達したといった報道がなされてきた。これらは実現することはなかったが、現在も「オファーを拒否し、ユーヴェ残留を決めた」や「まだ代理人がPSGと交渉中」など、様々な情報が錯綜している状況だ。
セリエAの開幕まで1週間を切ったにも関わらず、いまだにディバラの周辺が騒がしいことで、新シーズンへの影響を心配しているファンも少なくないかもしれない。ただ、伊『LA STAMPA』のインタビューに応じたA・サンドロが次のようなコメントを残した。

「ディバラかい? 彼は偉大な選手だし、友人だ。彼はいつだってチームにとって重要だ選手だよ。(移籍の噂が)コンディションへの影響することはないと思う。実際に僕も『僕がチームを去らなければならない』と記事を読んだしね。ただ、僕はユーヴェに残っている」

先日行われたプレシーズンマッチの最終戦で、華麗なループシュートを決めたディバラ。ゴール後のセレブレーションで、身にまとったユニフォームをファンに見せつけ、「ユヴェントスの10番はオレのユニフォームだ」と言わんばかりのパフォーマンスを披露していた。移籍期間もあとわずかだが、ディバラの去就はいかに。

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