プレミアリーグ開幕節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦したチェルシー。FIFAから補強禁止処分を受けていることもあり若手中心のメンバーで臨んだ一戦となったが、“新生ブルーズ”はマンUに0-4と完敗を喫してしまった。この結果に、かつてリヴァプールなどで監督を務めたグレアム・スーネス氏が物申している。
スーネス氏が問題点として指摘したのは最前線。4失点という守備面の脆弱性も露呈したチェルシーだが、同氏は無得点に終わったセンターフォワードの得点力不足の方が心配だと主張している。この試合で54%のボールポゼッションを誇ったチェルシーの攻撃面をフランク・ランパード監督は問題視しないかもしれないと前置きしつつ、スーネス氏は英『Sky Sports』へ次のように語っている。
「(批判を受けたとしても、)フランクはチームが54%のポゼッションを記録したことを強調するだろうね。一見すると、それは素敵できれいだ。でも、チェルシーがどこでゴールを奪うかが私は心配なんだ。彼らにはしっかりとしたセンターフォワードが必要だと思う。チェルシーには素晴らしい選手がたくさんいるが、彼らは最高の選手(エデン・アザール)を失った。今チェルシーのセンターフォワードに相手ゴールを脅かすような選手がいるかい?」
マンU戦に先発したセンターフォワードはタミー・エイブラハム。昨季まで武者修行先のチャンピオンシップ(英2部)で目覚ましい活躍を見せた彼だが、プレミアトップレベルのDFと相対したこの試合では存在感を発揮しきれなかった。まだ21歳とこれからの選手だが、スーネス氏はこのチョイスにご不満のようだ。
昨季総得点の約3分の1に絡んだアザールが退団し得点力不足が懸念されるチェルシー。はたして、ランパード監督はこの難局をどう乗り切るのだろうか。課題は山積みだ。
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