強力3トップのリヴァプールが3位!? プレミア”攻撃力ランキング”が面白い

アーセナルの攻撃力も脅威だ photo/Getty Images

リヴァプールの強力3トップ上回ったのは

プレミアリーグの開幕が近づいているが、トップ6とされるマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナル、チェルシー、トッテナムの中で最も攻撃力のあるチームはどこだろうか。

英『90min』が開幕を前に攻撃力ランキングを紹介しているのだが、この結果が少し興味深いものになっているのだ。

まず6位から見ていくと、マンUだ。タレントが揃っていないわけではないが、まだ前線の形がはっきりと見えてこない。マーカス・ラッシュフォードがどこまで得点数を伸ばせるのか、ロメル・ルカクは退団するのか、アレクシス・サンチェスはどうなるのか。攻撃の軸が定まっていないところがあり、得点王レースに参加するようなFWもいない。トップ6の中ではやや厳しい立ち位置と言えよう。
5位はチェルシーだ。昨季もストライカー問題に悩まされることになったが、今夏にはエデン・アザールも退団してしまった。FIFAから補強禁止処分を受けているため、前線もクリスティアン・プリシッチを除けば大きな変化はない。攻撃自慢のチームとするのは難しいかもしれない。

4位はトッテナム。トッテナムには得点王候補のハリー・ケイン、昨季大爆発したソン・フンミンと大量点が期待できる2人のアタッカーがいるものの、同メディアからの評価はそれほど高くない。昨季はケインが負傷離脱する時期があり、前線の選手層が少しばかり問題視されているようだ。

3位にはリヴァプールだ。ここは少し意外と言えるのではないだろうか。リヴァプールにはモハメド・サラー、サディオ・マネの昨季得点王コンビが揃い、ロベルト・フィルミーノを加えた超強力3トップを擁している。フィットした時の攻撃力は凄まじいが、同メディアは自慢の3トップが今夏代表チームの大会に参加していたことを気にかけている。

フィルミーノはブラジル代表の一員としてコパ・アメリカを戦い、セネガル代表のマネはアフリカ・ネーションズカップ、エジプト代表のサラーも同じくアフリカ・ネーションズカップに参加している。これによってチームへの合流が遅れ、コンディションに問題を抱えることになるかもしれない。それが不安要素となっているようだ。

2位はアーセナルだ。同メディアが昨季プレミア最高の2トップだったと絶賛するピエール・エメリク・オバメヤン、アレクサンドル・ラカゼットは今季も他クラブを大いに苦しめるだろう。さらにリールからFWニコラ・ペペの獲得にも近づいており、攻撃力はさらに増すはずだ。レンタル先のホッフェンハイムで実力を証明したFWリース・ネルソン、レアル・マドリードからレンタルで加わったMFダニ・セバージョスも大きな戦力となるだろう。攻撃力は確実に上がっているはずだ。

そして1位は文句なしでマンCだ。マンCの方もセルヒオ・アグエロとガブリエウ・ジェズスの2人がコパ・アメリカに参加していたが、それでもマンCが1番と考えていいだろう。ラヒーム・スターリング、リヤド・マフレズ、ベルナルド・シウバ、ケビン・デ・ブライネら前線はタレント揃いで、組織的な崩しも見事だ。昨季もリーグ1位の95得点を奪っていることを考えると、彼らと張り合うのは難しいだろう。

ポイントはアーセナルが2位に入っているところか。守備さえ安定すればトップ4入りを実現できるはずで、アーセナルがどこまで上位に食い込んでくるのか楽しみだ。

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