準備を怠らないリヴァプールの仕事人 「サッカーに100%はないんだ」

リヴァプール残留を決めたオリギ photo/Getty Images

チームを救うスーパーサブ

2018-19シーズン、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたリヴァプール。FWモハメド・サラー、FWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミーノで形成させる3トップに加え、GKアリソン・ベッカーやDFフィルジル・ファン・ダイクを中心に鉄壁を誇った守備陣も非常に強力だった。これらの選手はいずれも世界屈指の名手。その評判に違わぬ素晴らしい活躍を見せてくれた。しかし、準決勝のバルセロナ戦と決勝のトッテナム戦で貴重なゴールを決めた伏兵のことも忘れてはならない。FWディボック・オリギだ。

バルセロナ戦の2ndレグで決勝点を決めたオリギ。彼のゴールがなければリヴァプールが決勝に駒を進めることはなかった。トッテナムとの決勝でも終盤に貴重な追加点を挙げており、非常に頼もしい存在となっていた。トッテナム戦では消えてしまう時間もあったが、得点を奪えばFWとしての仕事は十分に果たしたと言えるだろう。

そんなオリギはシーズン終了後の移籍も噂されていた。しかし、この24歳は最終的にリヴァプールとの契約を1年延長した上で残留を決断。大舞台で結果を残した控え選手がこの選択をしたことを意外に思った人も多いはずだ。これについて、オリギ本人が口を開いている。同選手は控え選手という立場を受け入れつつも、チャンスが来ないことはないと次のように語った。英『Liverpool Echo』が伝えている。
「トレーニングを続ける中で、チャンスが来ることはわかっているよ。サッカーに100%はないんだ。他のクラブへ移籍することもありえたけど、これが僕の選択なのさ」

「1年間ではたくさんのことが起こる。マドリードでの試合(CL決勝)が僕のキャリアを変えたかって? そうだね。間違いなく素晴らしい経験だったよ。CLで優勝することは誰にとっても夢だ。選手のキャリアには変化をもたらすよ。僕は可能な限り体調を整え、良いパフォーマンスを披露できるよう努めている。未来には良い瞬間もあるだろうけど、困難な瞬間もあるはずだ。だから僕は最善を尽くして準備しているのさ」

来るべき瞬間のために準備を怠らないオリギ。リヴァプールの仕事人は来季も重要な場面でゴールを決めてくれることだろう。

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