再びのトップ4入りを目指すアーセナルには即戦力の補強が求められているが、簡単にスター選手ばかり獲得できるわけではない。補強資金も限られており、若手選手にチャンスを与えるべき場面もあるだろう。
英『Daily Mirror』はアーセナルに優れた若手が揃っていると伝えており、2019-20シーズンのブレイクが期待できる5人の才能を紹介している。まずはプレシーズンで指揮官ウナイ・エメリにアピールしたいところだが、この5人はブレイクのきっかけを掴めるだろうか。
1.リース・ネルソン(FW/19歳)
「まずは確実なところから始めよう」と同メディアはこの企画をスタートさせているが、昨季レンタル先のホッフェンハイムで活躍したネルソンは即戦力候補だ。ダニー・ウェルベックが昨季限りでチームを去ったが、ネルソンはその代わりになると期待をかけている。
2.ザビエル・アマエチ(FW/18歳)
サイドアタッカーのアマエチにはブンデスリーガからの関心が噂されているようで、同メディアは残留させるためにもアーセナル側がアマエチに幸福感を与える必要があると指摘している。「左利きのエキサイティングなドリブラー」と紹介されているように能力は高く、トップチームのトレーニングにも参加している。今季はトップチームでも数試合は出番を得たいところか。
3.タイリース・ジョン・ジュールス(FW/18歳)
183cmのサイズを誇るセンターフォワードのジュールスは、昨季世代別のカテゴリーで23得点を記録。今年の3月にはドバイでアル・ナスルとのトレーニングマッチを行い、そこでジュールスは得点を記録している。徐々にトップチームでも出番を増やしていきたいところで、プレシーズンでもアピールしたい。
4.トラジ・ボラ(DF/20歳)
アーセナルは今夏セルティックに所属する左サイドバックのキーラン・ティアニー獲得に本腰を入れており、ここが補強ポイントになっているのは間違いない。左サイドバックを本職とするボラにとっては嬉しい話ではないだろう。新シーズンに出番を得るのは難しいかもしれないが、同メディアはボラの攻撃力を評価している。このまま埋もれさせておくのはもったいない。
5.ゼック・メドレー(DF/18歳)
195cmものサイズを誇るメドレーは、センターバックに加えてサイドバック、ボランチまでこなせるユーティリティ性も評価されている。昨季はヨーロッパリーグでもグループステージ2試合で短時間ながら出番を得ており、守備はアーセナルが問題を抱えているポイントでもある。同メディアは出番を得る日は近いと伝えており、来季もどこかでチャンスが巡ってくるはずだ。
リーグ戦では難しくとも、国内カップ戦では出場機会も巡ってくるはずだ。同メディアはアーセナルの若手選手たちに大きな期待をかけているようだが、エメリは彼らを育てていけるのか。将来へ向けた育成にも注目だ。
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