今季限りでこれまで18年間にわたって在籍したローマを退団した元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ。次の目的地にはアルゼンチンやMLS、Jリーグなども挙がっていたが、ここにきてイタリアにとどまる意思を固めたとの報道がなされた。これを受けて、セリエAのクラブが彼の獲得に動くようだ。
伊『calciomercato』によると、ミランを筆頭にフィオレンティーナやボローニャがデ・ロッシ獲得に興味を持っているという。現在、日本とハワイを経由してモルディブでバカンスを満喫しているデ・ロッシは、イタリアに戻り次第すべてのオファーを検討するだろうと同メディアは伝えている。各クラブはそれぞれマルコ・ジャンパオロ新監督(ミラン)、ヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督(フィオレンティーナ)、ワルテル・サバティーニTD(ボローニャ)といった、デ・ロッシと良好な関係を築く人物をキーマンとして交渉にあたるとのこと。
なかでもミランはこの偉大なカピターノの加入に向けて必死かもしれない。アンカーを務めることができるMFティエムエ・バカヨコやMFフランク・ケシエに退団の可能性が浮上している状況。来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得するために、より安価で優秀な人材を少しでも多く確保しておきたいところだろう。
はたして、この35歳の次なる目的地はどこになるのだろうか。豊かな経験と強烈なリーダーシップを備える彼は、どんなチームでも大きな戦力となることは間違いない。
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/