2016年夏に手放した選手が、3年後にバイエルンサポーターが選ぶ年間最優秀選手に選出される。このシナリオを予想していたアーセナルサポーターがどれだけいただろうか。今回バイエルンサポーターの選ぶ年間最優秀選手に選ばれたのは、元アーセナルFWセルジュ・ニャブリだ。
ニャブリはサイドからの突破を1つの武器とし、今ではアリエン・ロッベンとフランク・リベリの後継者候補として大きな期待を背負っている。来季は攻撃の中心選手の1人として重要な役割を担うことになるだろう。
ニャブリは2011年にアーセナルに加わったが、トップチームに割って入ることができず2016年にドイツ・ブレーメン行きを決断する。その翌年にはバイエルン移籍が成立し、ホッフェンハイムへのレンタル移籍を経て今の地位を得ることに成功した。出場機会を求めてドイツ行きを選んだニャブリの判断は正しかったと言えよう。
英『Football London』によると、このシナリオにアーセナルサポーターが納得するはずはない。ニャブリをあっさりと手放したクラブを批判する意見が相次いでおり、ニャブリの活躍に複雑な思いを抱いているようだ。
「お願いだからアーセナルに戻ってきてくれ」
「ヴェンゲルは350万ユーロでニャブリを手放した。この青年はバイエルン1年目に先発となり、年間最優秀選手に選ばれた。一方でアーセナルはムヒタリアンとイウォビだ……」
「アーセナルサポーターとしてイライラする」
現在のアーセナルは突破力のあるウイングが不足しており、ニャブリがいれば信頼できるオプションとなったはずだ。ここまでの成長を予想するのは難しいが、ニャブリを手放したのは間違いだったか。
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