新天地ローマで大苦戦の“天才”MF 7年ぶりのイタリアで味わった悔しさ

ローマで思うような結果を残せなかったパストーレ photo/Getty Images

ローマ残留を明言

ローマに所属する元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレが、今季の振り返りと今後について語った。

昨夏の移籍市場で長年過ごしたパリ・サンジェルマンを離れ、7年ぶりにイタリア復帰を決断し、ローマへ移籍したパストーレ。加入初年度となる今季は開幕スタメンを飾り、第2節のアタランタ戦では右からのクロスを華麗なヒールキックで合わせ、最高のスタートを切った。しかし、その後は細かい怪我に悩まされ、パフォーマンスが徐々に低下。さらに期待の若手MFニコロ・ザニオーロの台頭などもあり、後半戦はほほとんど出場機会を得られることができなかった。なお、パストーレは最終的にリーグ戦14試合に出場し、3ゴール1アシストでローマ1年目を終えている。

そんなパストーレが母国メディアのインタビューに応じた際、「(今季は)少し変わったシーズンだった。僕はもっとプレイをしたかった。チームにとって必要不可欠な存在となるためにローマへ来たからね。でもいつくかの原因から、そうはならなかったよ。多くの面で、継続性を見出すことができなかったんだ」と複雑な心境を吐露した。伊『Roma Press」など複数のメディアが伝えている。
ただ、パストーレは「でも健康だったときは、ちゃんとプレイできていたし、いくつかゴールも決めることができた。これが重要だ。まずは、連続で怪我をしてしまう悪循環を克服することが大事かな。より期待してプレシーズンをスタートしたいし、来季は今季よりもより良いシーズンにしたいね」とも述べており、来季の飛躍を誓った。

さらに、今季の不調により今夏の去就に注目が集まっているが、「僕はあと3〜4年も契約が残っている。退団する理由なんてないよ」と今夏の残留を明言した上で「今季はあまり良くなかったので、(来季は)本当に重要な年になると思う。ピッチでもっとやれると思うし、みんなには僕がどんなプレイをしているか見てほしいね」と話している。

20歳でアルゼンチン代表デビューを飾るなど、かつて「天才」と言われたパストーレ。近年は思うような結果を残すことができていないが、来季は今季の汚名を返上することができるのか。天才の復活劇に期待だ。

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