EURO2016の再現は無理なのか…… ベイル擁するウェールズ大ピンチ

敗北に落胆するベイル photo/Getty Images

早くもグループステージでつまずく

各国でEURO2020の予選が進行しているが、序盤戦からいきなり躓いてしまったチームがある。ライアン・ギグス率いるウェールズ代表だ。ウェールズといえば前回大会のEURO2016でベスト4まで進出したチームで、当時はダークホースとして大きな注目を集めた。

その立役者であるFWガレス・ベイルは今でもウェールズの中心選手なのだが、今大会はいきなり予選で苦しんでいる。11日にはハンガリー代表に0-1で敗れてしまい、これでウェールズの成績は3試合を消化して1勝2敗。グループEで4位に沈んでいるのだ。

すでにグループ首位のハンガリーとは6点の勝ち点差がついており、早くも怪しい雰囲気が漂い始めている。チームを指揮するギグスは積極的に若手を取り込んで強化してきたのだが、それが結果に繋がっていない。
英『BBC』によると、ギグスは早くも残りゲームを全勝するくらいの気持ちが必要だと選手に奮起を促している。

「我々は今からほとんど全てのゲームを勝たないといけない。グループには競争力があるから他のチームもポイントを落とすだろうし、我々はそれに依存することになる」

まだ挽回する機会は十分に残されている。焦らず1試合1試合をこなしていけばグループ上位に喰らいついていけるはずだ。前回大会ベスト4が予選で消えるような展開だけは避けたいところだが、チームNo.1のスター選手であるベイルはチームを引っ張れるだろうか。

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