来季は新たな挑戦へ
パリ・サンジェルマン(PSG)は5日、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンと、2019年6月30日で満了を迎える契約を更新しないことで合意に至ったと発表した。
現在41歳のブッフォンは、パルマでプロとしてのキャリアそをスタートさせると、2001年に当時GKとしては最高額となる移籍金でユヴェントスへ加入。長きにわたり守護神としてチームを支え、カルチョ・スキャンダルによるセリエB降格や前人未到のセリエA7連覇など、多くの苦楽を経験した。そんなブッフォンは昨季、シーズン終了後の引退を示唆していたが、生ける伝説に対してPSGがオファー。現役続行を決断し、40歳ながら新たな挑戦を決断した。
新天地では今季、公式戦25試合に出場。経験を生かしたパフォーマンスで、ピッチ内外でPSGのリーグ連覇に貢献した。一方で、チャンピオンズリーグ・ラウンド16では、痛恨のキャッチミスで衰えを指摘され、チームもマンチェスター・ユナイテッドにまさかの逆転突破を許した。こういった状況もあり、今夏の去就に注目が集まっていたブッフォン。同選手の契約延長に対してPSGは前向きな姿勢を見せていたとの報道もあったが、1年でチームを去ることとなった。
ブッフォンはクラブの公式サイトを通じて「パリでの経験をする機会を与えてくれたみんなに感謝している。一緒に感情を共有できたことにも感謝しているんだ。12ヶ月前、ファンは信じられないような温かさで私を歓迎してくれた。本当に心が動かされたよ。心の底からもう一度感謝を伝えたい」とコメント。また、自身のInstagramでは、PSGから契約延長の打診があったものの、新たな挑戦のために断ったことも明かしている。