[U-20W杯]日本は前半ゲームを支配も 韓国に敗れベスト8の夢潰える

右サイドで積極的な攻め上がりを見せた菅原 photo/Getty Images

終盤に痛恨の失点

現地時間5日に『U-20FIFAワールドカップ2019』の決勝トーナメント1回戦が行われ、U-20日本代表はU-20韓国代表と対戦した。

日本は、グループステージ第3節のイタリア戦からスタメンを5人変更。負傷したFW斉藤光毅とFW田川亨介のほかDF東俊希、DF三國ケネディエブス、MF伊東洋輝に代えて、DF瀬古歩夢、DF鈴木冬一、MF郷家友太、MF藤本寛也、FW宮代大聖を起用した。

序盤は両チーム慎重にゲームへと入るも、最初のビッグチャンスは日本に訪れる。8分に右からのコーナーキックを得た日本は、キッカー藤本がファーサイドにクロスを供給すると、味方が折り返したところに宮代が詰める。しかし惜しくも押し込めず、相手DFに処理されてしまった。その後は徐々に日本がボールを握る時間が多くなる。齊藤未と藤本のダブルボランチを中心に、安定したパスワークを披露。守備面でもこの2人が韓国のカウンターの芽を摘む。しかし先制点は奪えず、スコアレスで試合を折り返すこととなった。
後半開始直後はロングボールを主体とした韓国の攻めに押し込まれる日本だったが、50分に反撃。相手ペナルティエリア付近で齊藤未が蹴り上げたボールに、宮代が反応しダイレクトでシュートを放つ。これはGKイ・グァンヨンに防がれたものの、こぼれ球に詰めた郷家が押し込んでネットを揺らす。待望の先制点かと思われたが、VARによって宮代にオフサイドの判定が下され、ノーゴールとなった。

その後も韓国にペースを握られる展開となったが、日本も黙ってはいない。78分、右サイドでうまく抜け出した中村が、ドリブルで中に切れ込みシュートを放つ。これは相手DFにブロックされるもこぼれ球に反応した宮代が再びシュート。しかし、ボールは無情にも左ポストに当たってしまい、日本は絶好機を活かすことができなかった。

苦しい時間が続く83分、ついに日本は痛恨の失点を喫してしまう。菅原のパスをカットしたチェ・ジュンがクロスを供給。小林と競ったオ・セフンが頭でわずかにコースを変えたボールは、ゴール右にへと吸い込まれた。

なんとか同点に追いつきたい日本は88分に原と東を投入したが、最後まで得点は奪えず。このまま試合は終了し、ベスト8を懸けたライバル対決は韓国に軍配が上がった。


[スコア]
日本 0–1 韓国

[得点者]
日本:
韓国:オ・セフン(84)

[スターティングメンバー]
日本:若原、小林、瀬古、菅原、鈴木冬(→原 88)、郷家(→中村 68)、藤本(→東 88)、齊藤未、山田、宮代、西川

韓国:イ・グァンヨン、ファン・テヒョン、イ・ジェイク、イ・ジソル(→オム・ウォンサン 45)、キム・ヒョヌ、チェ・ジュン、キム・ジョンミン(→コ・ジェヒョン 87)、イ・ガンイン、チョン・ホジン、オ・セフン、チョ・ヨンウク(→チョン・セジン 63)

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