20得点超えも厳しい評価
セリエA初挑戦ながら、今季ここまでリーグ戦21得点を記録しているユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウド。最初のシーズンで20点超えは十分な数字にも思えるが、これまでローマなどを指揮してきたズネデク・ゼーマンの評価は厳しい。
ロナウドは今季21得点を決めたが、得点王レースをリードしているわけではない。ロナウドの上にはアタランタFWドゥバン・サパタ、ミランFWクシシュトフ・ピョンテク(ともに22得点)、そしてサンプドリアFWファビオ・クアリアレッラ(26得点)がいる。セリエAも残り1試合となり、クアリアレッラの数字を抜くのは難しいだろう。ゼーマンは得点数の面でも今季はクアリアレッラの方が良いシーズンを送ったと考えているのだ。
「ロナウドはクアリアレッラより悪いシーズンだったよ。彼は偉大なチャンピオンだが、ユーヴェは特に進歩していない。ユーヴェは彼抜きでもチャンピオンズリーグの決勝に2回進んでいるからね」
伊『Corriere dello Sport』によると、ゼーマンはこのようにコメントしている。結果だけを見れば、ユヴェントスはチャンピオンズリーグはベスト8止まり、さらにコッパ・イタリアも今季は落としてしまった。決して満足できる結果ではないだろう。
ロナウドもチャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリード相手にハットトリックを記録するなど奮闘したが、ロナウドに許されるのは優勝だけなのだろう。