コウチーニョのリヴァプール復帰はあり? 「彼のような選手が不足している」

バルセロナ退団の可能性あるコウチーニョ photo/Getty Images

攻撃に幅が生まれるのは間違いない

今夏にバルセロナを離れるのではと噂されているMFフィリペ・コウチーニョには、現在チェルシーが関心を示しているという。チェルシーの場合はFIFAから今後2回の移籍市場での補強禁止処分が下されているため、まずはこれをクリアしなければ新選手の獲得はできない。

コウチーニョのプレミア復帰は興味深い選択肢となるが、気になるのはここまで古巣リヴァプールが獲得するという話題が出ていないことか。リヴァプールサポーターが許さないという見方もあるが、クラブOBジェイミー・キャラガー氏はコウチーニョのような選手がリヴァプールに不足していると正直な思いを口にしている。今のチームにコウチーニョがいれば、文句なしの攻撃陣が完成するのは間違いないのだ。

英『Liverpool Echo』によると、キャラガー氏は「我々には彼のような選手が不足している。ララーナ、シャキリはいるが、異なるレベルの選手だ。マンチェスター・シティにはダビド・シルバ、ベルナルド・シウバ、ケビン・デ・ブライネがいるが、リヴァプールにはそうしたタイプの選手がいない。我々は中盤に非常に似た特長を持つ選手を抱えている。ただ、獲得できるのは我々にとって適切な金額であった場合のみだ」と語っている。
今季はジェイムズ・ミルナー、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョらが中盤で奮闘したが、彼らにはコウチーニョのような創造性が欠けている。攻守両面における運動量は見事だが、相手が守備を固めて引きこもった時に打開するアイディアを持つMFが1枚は欲しい。コウチーニョがいた時はそうした仕事を任せることができたのだが、今のチームはやや創造性が不足している。

もちろんサポーターが簡単に許すはずはないが、コウチーニョ系の選手がいれば攻撃に幅が生まれるのは事実だ。今夏には攻撃的MFの獲得も視野に入っているはずだが、コウチーニョの復帰は許されざるシナリオか。

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