トップは他を寄せ付けず
チームにどれだけ貢献しているか。これを表すデータとして、スプリント回数は非常に参考になるデータの1つだろう。ダッシュに近い動きを計測することで、選手がどれほどハードワークしているかを可視化することができる。もちろんすべてが表れるわけではないが、判断の助けにはなるはずだ。
では、今季のプレミアリーグで最もスプリント回数の多かった選手は誰だろうか。英『Squawka』がトップ3を紹介している。
3位 モハメド・サラー(FW/リヴァプール/667回)
サラーは今季もその快速を飛ばし得点を量産。22得点でチームメイトのFWサディオ・マネや、アーセナルのFWピエール・エメリク・オバメヤンと並んで得点王を獲得した。攻撃面だけでなく、前線からプレスをかけ続けたことが今回の結果につながったのだろう。
2位 アンドリュー・ロバートソン(DF/リヴァプール/676回)
左サイドでアップダウンを繰り返したサイドバック。彼と右サイドを務めるDFトレント・アレクサンダー・アーノルドの攻撃参加が、相手の脅威となっていたことは間違いない。今季のロバートソンはDFながら11アシストを記録。攻撃に、守備に奔走した彼の貢献度は計り知れない。
1位 ベン・チルウェル(DF/レスター/749回)
レスターで定位置をつかんだ期待の若手。2位に大差をつけ“今季プレミアで最もスプリント回数の多い男”となった。彼もロバートソンと同様に左サイドバックの選手。攻撃、守備双方で常に味方のサポートに奔走した。
個人ではチルウェルが1位となったが、2位と3位はリヴァプールの選手。実際チーム単位でのスプリント回数はリヴァプールが4737回とダントツの数字を残している。なお2位のボーンマスは4571回、3位のエヴァートンは4425回だった。
今季ひたすらに走り続けた彼ら。来季も元気にピッチを走り回る姿を披露してほしいところだ。