アザール依存から脱却せよ 若き2人が挑むミッション・インポッシブル

チェルシーのハドソン・オドイ photo/Getty Images

チェルシーのメッシとも言われるアザール

ここ数日はチェルシーMFエデン・アザールのレアル・マドリード行きが盛んに噂されているが、チェルシーがアザールを失った場合はどうなるのだろうか。

今季のチェルシーはマウリツィオ・サッリの下で攻撃的なサッカーにトライしているものの、相手を崩す部分ではアザールの個人能力に大きく依存している。全てのコンペティションを合わせるとアザールは19得点16アシストの成績を残しており、アザールの奮闘がなければリーグ戦3位フィニッシュは実現できなかった。

英『Football London』は、もはやアザールはチェルシーにとってのリオネル・メッシのような存在と伝えており、アザールが抜ければ想像以上のダメージとなる。ボールを引き出し、ドリブルで崩し、そこからシュートあるいは味方へのラストパスに繋げるなど、時折アザールは1人でサッカーをしているように見える。
アザールを失う場合は、誰かがこの穴を埋めなければならない。同メディアは若いカラム・ハドソン・オドイと、ドルトムントから合流予定のクリスティアン・プリシッチの2人がこの不可能ミッションに挑むと取り上げている。

2人でアザールの穴を埋められるかは分からないが、突破力の面では期待が持てる。アザールは今季1試合平均12.1回のドリブルを仕掛けているが、ハドソン・オドイは9.9回、プリシッチは12.7回と、彼らも1人で仕掛けられる選手だ。ウィリアン、ペドロ・ロドリゲスを思い切って下げ、若い突破力ある2人に賭けるやり方が賢明だろう。

アザールの穴を2人のアタッカーで埋めることはできるのか。誰か1人に依存したサッカーで来季のトップ4入りを目指すのは難しそうだ。

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