スールシャールは来年も生き残ってると思うか? すでに暗いムードが包む

マンUを指揮するスールシャール  photo/Getty Images

来季のクリスマスあたりには危険とも

3月28日、マンチェスター・ユナイテッドは暫定でチームを指揮していたオーレ・グンナー・スールシャールを正式な指揮官に任命したと発表した。3月はややリーグ戦で躓いたものの、チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン相手に奇跡の逆転劇を起こすなどハッピーだった1ヶ月だ。サポーターもスールシャールの正式就任発表を待っていたに違いない。

ところが、英『Daily Mirror』は6日にさっそく「来年の今スールシャールはまだユナイテッドの指揮官だと思うか?」と題した特集を組んでいる。正式就任から約1ヶ月で状況が大きく変わったからだ。チャンピオンズリーグではバルセロナにあっさりと敗れ、国内リーグでも勝てない日々が続いてトップ4入りを逃してしまった。クラブには暗いムードが戻ってきている。

同メディアの記者陣の間でも意見は分かれている。来年の今頃もスールシャールがベンチに座っていると答えた人も多いが、その頃には解任されていると予想する者も多い。
解任時期の予想では、来シーズンがスタートして2ヶ月ほどが経過した今年10月、あるいは過密日程となるクリスマスあたりまで耐えられるかどうかとの意見が目立つ。仮に今と同じペースで来季をスタートさせてしまうと、クラブも黙っていないだろう。ジョゼ・モウリーニョが解任されたのは昨年12月16日のことだった。スールシャールも似たような時期に居場所を失う可能性は十分に考えられる。

さらに厄介なのが今夏の補強だ。上を目指すために補強は必要だが、トップ4入りを逃したマンUにスター選手が来てくれる保証はない。スターの補強に頼るのではなく、何か別の道を模索すべきなのかもしれない。

マンチェスター・シティ、リヴァプールとの差は大きく開いており、来季だけで埋まるとは考えにくい。結果だけでスールシャールを判断するならば、来季途中で解任となるかもしれない。内容で判断し、チームが成長できると考えたならばスールシャール体制続投もアリだ。

いずれにしてもスールシャール体制が以前ほどポジティブな空気に包まれていないのは明らかだ。来年の今頃マンUのベンチに座っているのは誰だろうか。

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