セリエAは弱体化したのか ユーヴェと開きすぎた2位以下の実力差は問題

セリエAを独走するユヴェントス photo/Getty Images

ユーヴェの完全一強状態

ユヴェントスが強すぎるのか、周りのレベルがなかなか上がってこないのか。近年のセリエAは評価が難しい。ユヴェントスは6日にミランと対戦し、またまた若きFWモイーズ・キーンの得点で2-1と勝利を収めた。これでユヴェントスの勝ち点は84に達し、8連覇は目前だ。

ユヴェントスとしては早々にリーグ制覇を決めることで、残りのシーズンはチャンピオンズリーグにのみ集中する環境を整えられる。その状態は完成しつつあるが、セリエA全体で考えるとあまり良い状況とは言えないだろう。

英『90min』は、もはやユヴェントスはセリエAを制するために汗をかく必要がないと主張しており、昨今のセリエAには競争力が欠けている。昨季はナポリが何とかついていったが、結果はユヴェントスの優勝。しかも今季はマウリツィオ・サッリがチームを去り、チームは一歩後退したようにも感じられる。

ミランとインテルも視界に入っているのはチャンピオンズリーグ出場権獲得のみで、セリエA制覇は最初からターゲットに入っていない。ローマは昨季チャンピオンズリーグでベスト4に入る快進撃を見せたが、今季は6位と苦戦している。来季のチャンピオンズリーグ出場権すら怪しい状況となっており、監督交代に揺れるなど問題山積みだ。

ユヴェントスはチャンピオンズリーグでも優勝候補に挙げられているが、同メディアは国内リーグで全く競争がない現状を問題視している。チャンピオンズリーグに集中できるのはメリットだが、セリエAのレベルが低下してしまっているのならば危険だ。激しい競争の中で力をつけるプレミアリーグの各クラブと比較すると、今季のユヴェントスは国内で苦労というものを経験していない。

余裕のある国内リーグから最高峰の戦いとなるチャンピオンズリーグへの切り替えは難しく、バイエルンやパリ・サンジェルマンも近年は似たような問題を抱えてきた。セリエAの一強状態は加速しているが、2位以下との実力差が開きすぎているのは良いことではない。

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