頑固さを捨てたサッリ マンCを封じた”プランB”「下がることにした」

マンCと互角に戦ったチェルシー photo/Getty Images

120分間無失点

どれだけ対戦相手に研究されても自身の哲学を曲げず、攻撃的なフットボールを貫いてきたチェルシー指揮官マウリツィオ・サッリはすっかり「頑固者」とのイメージが定着してしまっていた。アンカーも愛弟子のジョルジーニョに任せ続け、こうした頑固な部分は批判の対象となっていた。

しかし、24日に行われたカラバオ杯決勝のマンチェスター・シティ戦では少し変化も見られた。英『sky SPORTS』はサッリが頑固さを捨てたと伝えているが、前回0-6で大敗した反省からかチェルシーは守備を意識したアプローチでゲームに臨んだ。サッリ自身も、他のゲームとは少しやり方を変えたと振り返っている。

「この日の我々のスタイルは他のゲームとは少し違った。我々はあらゆるシチュエーションでも高い位置からプレスをかけるのはやめた。シティはGKを使うのが上手く、我々のプレスをかわしてくる。だから我々は待つことにし、ゴールキックの際には普段より20mほど下がることにした。欧州最高のチーム相手に我々は失点しなかったんだ」

データにも違いは表れている。サッリがこの戦い方に納得しているのかは分からないが、この試合チェルシーが90分間で繋いだパスの本数は380本。一方で0-6の大敗を喫した2月10日のゲームでは535本ものパスを繋いでいる。パス本数には大きな違いが出ており、サッリがあの大敗から何かを得たのは間違いない。

もちろんこれは対マンC用のために準備したもので、サッリが大きくやり方を変えてくることはないのかもしれない。それでも結果にこだわり、相手の力量に合わせてやり方を変える柔軟性を同メディアは評価している。結果はPK戦の末の敗北だったが、マンCを120分間抑え込んだことは評価していいはずだ。タイトルを獲得できなかったのは残念だが、悪いことばかりではない。

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