スペイン紙は言い訳通用しないとプレッシャー
昨季のバルセロナは序盤から快調に飛ばしたのだが、指揮官エルネスト・バルベルデが主力を固定して戦ったために終盤戦で主力選手たちに疲労が出たと指摘された。チャンピオンズリーグでは準々決勝でローマにまさかの大逆転負けを喫したが、あれも疲労が影響していたと言われている。ローマ戦までほとんど完璧だったため、あの逆転負けは衝撃的だった。
その反省もあってか、今季バルベルデは積極的にローテーションを取り入れている。それが結果に繋がっているとは言い難いところもあるが、ひとまず主力に休養を与えることはできている。スペイン『MARCA』も今季は疲労の言い訳が通用しないとプレッシャーをかけている。
例えばエースのリオネル・メッシは負傷の影響もあったが、今季はここまで全てのコンペティションを合わせて2301分間プレイしている。これは昨季の同時期と比較して700分ほど少ないという。イヴァン・ラキティッチ、ルイス・スアレス、セルヒオ・ブスケッツも昨季の同時期よりは試合数が少ないと同メディアは伝えている。
休養は取れているとの判断だが、バルセロナは今季チャンピオンズリーグを獲得できるのか。リーグ戦では首位を走り、スペイン国王杯でもベスト4に生き残っている。準決勝ではレアル・マドリードと対戦しているが、まだ優勝のチャンスはある。チャンピオンズリーグも獲得できれば3冠が見えてくるが、今季こそは万全の状態でチャンピオンズリーグを戦えるのか。もちろん今後もローテーションが必要な場面は出てくるはずで、リーグ戦と合わせバルベルデの手腕が問われている。