レヴァンドフスキが怪我したらどうする? 層薄くなったバイエルンの最前線

バイエルンのレヴァンドフスキ photo/Getty Images

貴重な長身FWが退団

バイエルンは今冬に長身FWサンドロ・ヴァーグナーを中国の天津泰達に放出した。ヴァーグナーは今季もリーグ戦で7試合しか出場がなく、出場機会を求めるなら移籍するしかない状況だった。

ここで気になるのが、エースのロベルト・レヴァンドフスキが怪我をした場合はどうするのかということだ。ヴァーグナーはレヴァンドフスキと同じくパワーを武器とする長身ストライカーで、190cmを超えるそのサイズは貴重なオプションだった。そのヴァーグナーが退団したことで、レヴァンドフスキのバックアッパーが薄くなってしまったのだ。

独『Bild』もそれを気にしているようだが、指揮官ニコ・コバチは万が一の場合セルジュ・ニャブリかトーマス・ミュラーをセンターフォワードに入れる考えを示している。ミュラーは最前線でもプレイ可能な選手だが、レヴァンドフスキとはタイプが異なる。ニャブリの場合はもっと変わり、ニャブリはスピードで勝負するタイプのアタッカーだ。

同メディアはレヴァンドフスキを休ませたい時、怪我をしてしまった時の選択肢が少なくなったことを不安視しており、ニコ・コバチがセンターフォワードをどのように回していくのか注目している。チャンピオンズリーグ決勝トーナメントのことを考えればレヴァンドフスキに休養を与えたい時も出てくるだろう。しかも今季はリーグ戦で2位と追いかける立場にあるため、休みを取るタイミングが難しい。

レヴァンドフスキがフル稼働できればそれが1番だが、レヴァンドフスキはシーズンの最後まで調子を維持できるのか。同メディアは高さが欲しくなったらマッツ・フンメルスやニクラス・ズーレらセンターバックを前線に入れるしかないとまで伝えているが、ヴァーグナーの移籍が後半戦にどのような影響を与えるのか注目だ。

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