ジダンの電撃辞任は「ペレスの責任」 元レアル会長が昨夏を振り返る

昨夏にレアルを去ったロナウド(左)とジダン監督(右)photo/Getty Images

ジダンはロナウドを失いたくなかった?

かつてレアル・マドリードの会長を務めたラモン・カルデロン氏が、昨夏のジネディーヌ・ジダン監督の電撃辞任について、自身の見解を示した。

2016年1月にラファエル・ベニテス監督の後任として、レアルの指揮官に就任したジダン監督。トップチームの指揮官は初めてであったが、初年度からチームをCL優勝へ導くと、2016-17には史上初の連覇を達成した。さらに、欧州最高峰のコンペティションで止まる所を知らないジダン監督率いるレアルは、2017-18シーズンもビッグイヤーと手にし、前人未到3連覇を成し遂げている。

しかし、監督キャリアのスタートから順風満帆なジダン監督が、CL3連覇を成し遂げた数日後に、突如レアルの指揮官を退任することを発表した。当時のことについて、スペイン『as』のインタビューに応じたカルデロン元会長は「ジダンはクリスティアーノ(・ロナウド)をチームにとどめ、(ガレス・)ベイルを売りたがっていた。しかし、ペレス(現会長)は反対のことをしたんだ。ジダンは選手の契約や販売において、自身に意思決定力があると思っていたが、彼の提案は通らなかった。この件で、彼はチームを去ることを決めたんだ。ジダンは正しい決断をしたと思うよ」とコメント。ジダン監督が退任した理由は「ペレス会長の責任」だと主張している。
レアルは今季、思うような結果を残すことができず、苦戦を強いられている。ジダン電撃辞任の真相は定かではないにしろ、エースと名将の退団が、チームに大きな影響をもたらしたことは間違いないだろう。

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