ナポリの名物会長、サッリ監督退団の舞台裏を暴露 ジョルジーニョについても言及

ナポリのラウレンティス会長(左)とサッリ監督(右)photo/Getty Images

関係悪化による指揮官の退団劇

ナポリの会長を務めるアウレリオ・デ・ラウレンティス氏が、今夏の移籍市場でチームを離れることとなった指揮官と主力MFについて口を開いた。

2015年に指揮官へ就任したマウリツィオ・サッリ監督のもとで着実に力をつけ、近年美しいパスサッカーなどで多くのファンを魅了してきたナポリ。昨季も悲願のスクデットには手が届かなかったが、イタリアの絶対王者ユヴェントスをあと一歩のところまで追い込んでいた。新シーズンこそスクデット獲得が期待されたが、サッリ監督がチームの指揮官を退任しチェルシーへ。その後を追うようにナポリの中盤を支えてきたイタリア代表MFジョルジーニョもチェルシーへの移籍を果たした。

伊『sky sport』のインタビューに応じたラウレンティス会長は「彼(サッリ監督)は、我々2人が(昨季は)ミスを犯したと言っていたんだ。それが私は気に入らなかった。私は何もミスを犯したとは思っていないよ」と述べた上で「彼はチャレンジをしないが、私はそれも間違いだとは思わない。彼がよく思わない選手に対して、容認できないような行動をとったとしても私は何も言わなかったよ。彼との契約が残っていたからね」とコメント。関係悪化による指揮官の退団劇だったようだ。
さらに「彼はイングランドにチーム全員を持っていきたかった。(ナポリを)解体したかったようだよ。だから、私はマリーナ(チェルシーのディレクター)に制約を取り付ける必要があった」と明かした。

そしてジョルジーニョについては「サッリはジョルジーニョを欲しがっていた。このことをアンチェロッティに話したら、彼はディアワラの出場機会を増やすことやハムシクをアンカーの位置でプレイさせると私に言ってきた。だから彼を手放したんだ」と話している。

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