代表復帰に燃える“ガラスの天才” 4年後のW杯はイングランドの主役になれるか

2016年を最後に代表から遠ざかっているウィルシャー photo/Getty Images

「僕は人々の心に残る選手になりたい」

フランス代表の優勝で幕を閉じたロシアW杯。1ヶ月間に渡って熱き戦いが繰り広げられたが、イングランド代表の登録メンバー入りを逃し、世界最高の舞台に立つことができなかったMFジャック・ウィルシャーが、代表復帰への意気込みを口にした。

先日、下部組織時代から長年過ごしたアーセナル退団を決断し、ウェストハムへの移籍を果たしたウィルシャー。新指揮官にウナイ・エメリを招聘したアーセナルでの出場機会が確約されないことを移籍理由のひとつに挙げていたが、イングランド代表復帰を考えての移籍でもあったようだ。

『ESPN』によると、ロシアW杯を見たウィルシャーが代表復帰に燃えているという。インタビューに応じると「僕はイングランド代表へ復帰するために、本当にモチベーションが上がっているだ。このチームは、再びファンと繋がったように見えた。だから、僕はこのポジティブなグループに関わりたいと思ったよ」と述べた上で「僕は人々の心に残る選手になりたい。だからイングランドに残ることを決めたんだ。これも(移籍)理由の一つさ。イングランド代表監督の前でプレイし、代表復帰にトライしたかった」と語った。
さらに「最初は(落選を)受け入れるのが困難だったが、代表チームがロシアに着くと、僕は彼らのファンのようになっていたよ。彼らの試合を見ていたし、応援もしていた。全ての時間を楽しんでいたよ。彼らの活躍は嬉しかった。決勝へ行けなかったのは残念だけどね」とロシアW杯期間中の心境も明かしている。

天才と言われる一方で、怪我に悩まされてきたウィルシャー。怪我なく結果を残し、4年後のW杯ではイングランド代表の主役になることができるのか。

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