フランス代表は判定の面でやや有利だったか 「フランスはVARのワールドカップを制した」

VARでPKを獲得したフランス代表 photo/Getty Images

VARはフランスに始まり、フランスで終わる

ロシアワールドカップではビデオ判定システム(VAR)が初めて導入され、大きな威力を発揮してきた。フランス代表とクロアチア代表の決勝戦でもVARでクロアチアの選手にハンドがあったと判定し、フランスにPKが与えられている。

スペイン『as』のアルフレッド・レラーノ氏は、「フランスがVARのワールドカップを制した」と伝えており、フランスはやや幸運だったのかもしれない。思えば今大会初めてVARによってPKを獲得したのはグループステージ初戦でオーストラリア代表と対戦したフランスで、あの時はアントワーヌ・グリーズマンがペナルティエリアで相手に倒されたかどうかをVARで確認してPKが与えられている。フランスはVARの面でも何かと主役だったのだ。

同氏は、「ハーフタイムのスコアを見た時、誰もが不当だと感じたはず。クロアチアは上手くやっていたが、フランスが2度のチャンスでスコアを2-1とした。1点目についてはフリーキックではないとの意見があり、さらにポグバがオフサイドポジションにいたことでオウンゴールをしてしまったマンジュキッチの妨げになっていた。2点目のPKについては判定が正しいと言う者もいれば間違っていると言う者もいるだろう」とコメントしており、前半のレフェリングは賛否の分かれるものとなってしまった。
リードされたことでクロアチアが攻めに出ないといけなくなり、それがフランスの速攻を引き出してしまった。VARも含め、今回はフランスに運があったと言えるかもしれない。

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