“世界最高のドリブラー”は彼しかいない!? ロシアW杯ではっきりした世界No.1の男

日本も苦しめられたアザール photo/Getty Images

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正確性では誰にも負けず

ネイマール、キリアム・ムバッペ、リオネル・メッシなどに比べて今回のロシアワールドカップで大々的に取り上げられる機会は多くなかったかもしれない。しかし、今大会で誰が現世界最高のドリブラーなのかはっきりしたのではないか。

データを基に世界最高のドリブラーを決めたのは英『Squawka』だ。同メディアから現世界最高のドリブラーではないかと称賛されたのは、ベルギー代表のベスト4入りに貢献するMFエデン・アザール。アザールは準々決勝ブラジル代表戦で10回もドリブルを成功させたことが話題となったが、ブラジル戦に限った話ではない。大会を通して驚異的なデータを記録しているのだ。

ここまでアザールはネイマール、ムバッペ、メッシ、イスコに次いで5番目に多い30回のドリブルを仕掛けている。1試合平均になると7.99回だ。所属するチェルシーでは2017-18シーズンに214回トライしており、1試合平均回数は7.92回。つまり代表でもクラブでもアザールがドリブルを仕掛ける回数に大きな差はない。
何より称賛されるべきはドリブルの正確性で、アザールは今大会で22回ドリブルを成功させており、成功率は73.33%。これはメッシ、ネイマール、ムバッペを上回る。またここまでアザールは21回ファウルを受けており、これは何かとダイブが騒がれるネイマールの27回に次ぐ数字だ。アザールは露骨にダイブする選手ではないが、ネイマールと同じくファウルでもしなければ止められない選手なのだろう。

クラブの数字を見ても、2017-18シーズンのアザールのドリブル成功率は77.1%、メッシは72%、ネイマールは67%だ。ネイマールの方がトリックなどは派手かもしれないが、正確性やボールロストの危険性が少ないという点においてアザールの方が格上のドリブラーと言ってもいいかもしれない。ボールを奪われず、確実にボールを運んでチャンスに結びつける。アザールが現世界最高のドリブラーで間違いないか。

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