「もうイングランドのGKは笑い者ではない」 PKセーブ、ハットトリック・セーブなど若き守護神大暴れ

大活躍するピックフォード photo/Getty Images

ようやく信頼できるGK登場

約10年前のイングランド代表はスティーブン・ジェラードやデイビッド・ベッカムらを擁して黄金世代と言われたが、GKだけはワールドクラスではなかった。2010南アフリカ大会では初戦のアメリカ代表戦でロバート・グリーンが相手のシュートをまさかのトンネルで失点。その後はGKを変えて試合に臨まなければならなかった。

近年守護神を務めてきたジョー・ハートも波のあるGKで、ワールドクラスと評価していいのかは疑問だ。そうしたGKの呪いは今大会も続くかと思われたが、今回ゴールを守っているジョーダン・ピックフォードが想像以上のパフォーマンスを見せている。

ベスト16のコロンビア代表戦ではPKをストップして勝利に貢献し、ベスト8のスウェーデン代表戦ではマルクス・ベリのヘディングシュートをセーブ、クラエソンのシュートも見事に弾き出した。71分にもベリのシュートをストップしており、スペイン『MARCA』はピックフォードにセーブのハットトリックがあったと絶賛している。
「イングランドのGKはもう笑い者ではない」とも伝えており、今大会イングランドがベスト4まで進めているのはGKが安定しているからだ。大会前はピックフォードの経験不足が不安視されたが、大会の間に信じれないほど成長したようだ。

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