“イランのメッシ”、23歳の若さで代表引退へ 理由は母親のため?

イランの将来を担う期待の若手アズムン。“イランのメッシ”という愛称で親しまれる photo/Getty Images

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心無いファンの批判が……

“イランのメッシ”という愛称で親しまれる同国代表FWサルダル・アズムンが、23歳の若さで代表引退を表明した。

ついにグループリーグの全日程が終了したロシアW杯。イランは、スペインとポルトガルが同居するグループBで善戦したが、決勝トーナメント進出にはあと一歩届かず。最終的に1勝1分1敗で、惜しくもグループリーグで涙を飲んでいる。

強豪国を相手に予想以上の戦いを見せ、イランは世界を驚かせた。しかしその一方で、今大会での活躍が期待されたアズムンは3試合全てにフル出場するも、ゴールを挙げることができなかった。そのため、国民の期待に応えられなかったこの若きエースには、国内で多くの批判の声が挙がっているという。英紙『THE Sun』などが伝えた。
同紙によると、その心無いファンの批判が現在、アズムンの母親を苦しめている。同選手はSNSを通じて「僕の母は深刻な病気を克服した。僕も幸せだったんだ。でも残念ながら、僕や僕のチームメイトを侮辱する何人かのせいで、彼女の病気が深刻なものとなってきた」と明かした上で「僕は(代表と母の)どちらか一方を選択しなければならない立場に立っている。その結果、母を選んだ」とコメント。代表でのプレイよりも愛する母を選んだようだ。

リヴァプールやラツィオといった名門クラブも興味を示していたとされるアズムン。将来の活躍が期待される“イランのメッシ”だが、本当にこのまま代表を引退してしまうのだろうか。

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