17歳ですでに出場機会を得ている
2010年からマンチェスター・シティを支えてきたMFダビド・シルバも32歳となり、そろそろ次の世代にバトンを渡す時が近づいている。本来シルバほどの選手に代わる存在を見つけるのは容易ではないが、英『Manchester Evening News』は後継者が順調に育っていると伝えている。
その選手とは、昨夏U-17ワールドカップでMVPに選ばれたU-17イングランド代表MFフィル・フォデンだ。フォデンは17歳ながらマンCで出場機会を何度か得ており、先日はバーゼルとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグに出場している。結果は1-2で敗れたものの、指揮官ジョゼップ・グアルディオラもフォデンのパフォーマンスには高い評価を下していた。
フォデンはシルバと体格も似ており、レフティーなところも同じだ。高い技術を備えており、すでにトップレベルでも通用するところを証明している。また同メディアは、現在世界最高クラスの実力を誇るとされるマンCで出場機会を得ていることが大きいと主張している。
シルバはフォデンと同じ年齢の頃に当時スペイン2部に所属していたエイバルでプロデビューし、その2年後に所属元のバレンシアに復帰している。本格的にブレイクし始めたのは20歳の時だ。それに対してフォデンは17歳時点でマンCのトップチームで出場機会を何度か得ているため、同メディアもシルバの後釜になれる逸材と確信しているようだ。
出場機会を得た年齢が早いから安泰というわけではないが、それだけフォデンの能力が評価されているのは事実だ。3年後にシルバが35歳、フォデンが20歳となった時、フォデンがチームの中心になっているかもしれない。