“ポゼッションを捨てる”名将同士の戦い モウリーニョVSコンテはどちらに軍配上がるか

モウリーニョVSコンテを制するのは photo/Getty Images

因縁の対決迫る

25日に行われるプレミアリーグ第28節、マンチェスター・ユナイテッド対チェルシーの一戦はどのような展開となるだろうか。ビッグクラブ同士の対決であることや、シーズン終盤となってトップ4争いが白熱していること、指揮官ジョゼ・モウリーニョとアントニオ・コンテの舌戦もあって攻撃的な激しいバトルを期待しているサポーターも多いだろう。

ただし、激しい攻撃合戦になる可能性はそれほど高くないだろう。そう予想するのは英『METRO』だ。何より両チームは、ポゼッション率にこだわらない現実的な戦いをするチームだからだ。先日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでもその特徴がよく出ていた。マンUはセビージャとアウェイで対戦し、守備的な戦いでスコアレスドローに持ち込んだ。チェルシーは強敵バルセロナをホームに迎え、相手に74%のポゼッション率を許しながら1-1のドローで終えている。

その他の戦いを振り返っても、両チームは強豪と対戦した際のポゼッション率がかなり低い。マンUは今季のマンチェスター・ダービーでポゼッション率35%を記録し、チェルシーはトッテナム戦で32%、もっと凄いのは昨年12月にアーセナルと対戦したマンUが記録したポゼッション率24%だ。それでも3-1で勝利を収めているのだから面白い。
同メディアは互いに支配を好まない両チームによる対戦がどのような展開になるのか注目しており、両指揮官とも緻密な策を練ってくることだろう。そしてトップ4生き残りへどこかで勝ち点3を拾うべく特別な動きを見せてくるはずだ。オープンな打ち合いもサッカーの醍醐味だが、それとは違う角度から勝利を狙う名将2人の策に注目するのもこのカードの楽しみ方と言えるだろう。

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