柴崎はどっちになる? スペイン紙がリーガで苦しんだ中村俊輔、清武、そして”成功者”・乾を取り上げる

リーガでは苦しんできたイメージが強いが……

リーガでは苦しんできたイメージが強いが……

CWCで活躍した柴崎 photo/Getty Images

クラブワールドカップでレアル・マドリード相手に2得点を叩き込んだMF柴崎岳は、今冬にスペイン2部のテネリフェへと移籍した。以前から才能を評価されていた柴崎の海外挑戦は多くの日本のサッカーファンが楽しみにしていたもので、スペインで何とか成功してほしいところだ。

スペイン『Blanquivioletas』も柴崎がレアル相手に2得点を決めたことなどを評価しており、期待をかけている。しかし、これまで日本人選手はスペインで苦しんできた過去がある。同メディアも過去にスペインへ挑戦した日本人選手を振り返っているが、苦しんだ選手の方が多い。

世界的に名前が知られた選手でいうなら、中村俊輔だろう。日本代表、そしてセルティックで活躍していた中村は大きな期待を受けてエスパニョールに加入したが、満足な結果は残せなかった。最近ではセビージャでプレイしていた清武弘嗣も出場機会を失い、スペインで成功を収めることはできなかった。
同メディアが成功者に挙げたのは、現在エイバルでプレイする乾貴士だ。乾の積極的に仕掛ける姿勢、それを可能にする正確なテクニックはスペインでも通用しており、完璧に適応していると評価されている。その他にもマジョルカでプレイした大久保嘉人も成功と言えるのではないか。同メディアも多くのアシストを決めたと伝えており、所属期間こそ長くなかったが成功者に入るはずだ。

しかし、それでも日本人選手が苦戦しているとのイメージの方が大きい。長谷部誠や香川真司が活躍しているブンデスリーガや、岡崎慎司と吉田麻也が奮闘しているプレミアリーグに比べるとリーガで成功した選手は多くない。同メディアは柴崎が例外の存在か?と伝えているが、日本の天才司令塔はスペインで結果を残せるのか。現在は体調不良で出遅れているものの、良い感触を掴むためにも早い段階で試合に出てほしいところだ。

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