参考は2006W杯優勝監督のリッピ イタリア代表監督ガットゥーゾが語るW杯への思い「長くイタリアが主役として戦ってきた舞台に戻ること」

イタリア代表を指揮するガットゥーゾ photo/Getty Images

3月のプレイオフは絶対負けられない

2026W杯・欧州予選ではグループIの2位に終わり、プレイオフへ回ることになったイタリア代表。運命のプレイオフは3月26日よりスタートする予定で、イタリアはまず準決勝で北アイルランド代表と対戦する。

イタリアは2018、2022年と2大会続けてW杯出場を逃しているだけに、さすがに3大会連続の予選敗退は大問題だ。欧州予選の途中から代表監督に就任したジェンナーロ・ガットゥーゾは、とにかく何が起きても平常心で戦うことだとプレイオフへ意気込んでいる。

「4年前の北マケドニア戦と同じミスを犯してはならない。現代サッカーに簡単なゲームなどないのだ。(北アイルランド)は厄介なチームだよ。試合中にネガティヴなことが起きても、すぐにリアクションして落ち込まないようにしないといけない。国全体が意義のあるプレイを求めている。我々はこのユニフォームのために正しいメンタリティで臨まないといけない」

ガットゥーゾは現役選手として2006W杯制覇を経験しており、当時のイタリアはマルチェロ・リッピが指揮していた。ガットゥーゾはリッピの指導スタイルを参考にしているとも語っている。

「代表監督になってから、リッピがやってきたことをコピー&ペーストしてきた。選手たちが苦しんでいる時には特別な信頼を寄せ、助けないといけない。リッピはそうした部分の達人だった。私の思いはW杯出場にあり、長くイタリアが主役として戦ってきた舞台に戻ることだ」(『Tuttomercato』より)。

プレイオフ本番まで3ヶ月ほどあるが、ガットゥーゾには凄まじい重圧がかかっていることだろう。選手たちが本来のパフォーマンスを発揮すればプレイオフを突破することは可能なはずだが、ガットゥーゾは平常心を選手たちに植え付けられるか。

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