ウェストハムに勝利し公式戦7連勝も? 代役がいない。ペップ・シティの弱点

マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ photo/Getty Images

ウェストハム戦のベンチが物語る

昨季の不調から一転、今季は好調のシーズンを送っているマンチェスター・シティ。

昨季の冬、そして今夏の移籍市場での成果がさっそく出ており、直近のウェストハム戦ではジャンルイジ・ドンナルンマ、ニコ・ゴンザレス、タイアニ・ラインデルス、ラヤン・チェルキの4人が新戦力だった。

ただ、一方で気になるのは選手層の薄さだ。

現在はロドリ、ジョン・ストーンズ、マテオ・コヴァチッチ、ジェレミー・ドク、オスカー・ボブが離脱中。オマル・マルムシュ、ラヤン・アイト・ヌーリはアフリカネイションズカップで戦列を離れており、ウェストハム戦のベンチメンバーには多くのユースプレイヤーが含まれていた。

その中で起用されたのはディバイン・ムカサのみ。そのムカサもこの試合がプレミアリーグデビューのゲームとなった。

最も人が足りていないのがMF。アンカーは現状ニコのみで、代役の選手たちは揃って離脱している。

同じMFのベルナルド・シウバもそうだ。そもそもスカッド内に彼と同じスタイルの選手がいない。シウバは豊富な運動量で広いピッチをカバーできる選手。キープ力に長けており、小柄ながら相手の強烈なプレスをかわし、ボールの前進を助けることができる。

ただ、現状冬の移籍市場で名前の挙がっている新戦力候補はWGのアントワーヌ・セメンヨのみ。WGは現状飽和中で、左はドク、マルムシュ、フィル・フォーデン、右はサビーニョ、ボブ、チェルキがいる。

セメンヨを獲得し、チェルキを1列下げる選択肢はあるものの、ベルナルドほどの運動量は見込めず、そもそもアタッキングサードで最も輝ける選手のプレイエリアを下げるのは避けたいところ。

ここから年末年始の厳しいスケジュールが待っているが、シティは耐え抜けるのだろうか。

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