今年5月のコンゴ民主共和国代表選択がW杯出場へ繋がる? イングランドからコンゴ民主共和国代表へと変更した右SBの戦い

ウェストハムでプレイするワン・ビサカ photo/Getty Images

アフリカ予選PO準決勝ではカメルーンを撃破

2026ワールドカップ・アフリカ予選もいよいよ大詰め。今月はプレイオフが行われており、13日の準決勝ではコンゴ民主共和国代表がカメルーン代表を1-0で撃破。もう1つのカードではナイジェリア代表がガボン代表を4-1で退けており、16日にW杯出場を懸けてコンゴ民主共和国とナイジェリアが激突する。

コンゴ民主共和国で注目したい選手の1人に、右サイドバックに入るウェストハムDFアーロン・ワン・ビサカが挙げられる。ワン・ビサカは世代別イングランド代表でプレイしてきたが、コンゴ民主共和国にもルーツがある。当初はイングランドでのプレイを目指していたが、今年5月にコンゴ民主共和国での代表デビューを決意。アフリカ予選でも主力を務めてきたが、この選択がW杯出場に繋がる可能性がある。

ワン・ビサカは2019年に1度イングランドA代表から招集を受けたものの、この時は怪我で離脱することに。また当時のイングランドではカイル・ウォーカー、トレント・アレクサンダー・アーノルド、キーラン・トリッピアー、リース・ジェイムズと右サイドバックのライバルが豊富で、ワン・ビサカは割って入ることが出来なかった。

現在もアーノルドやジェイムズなどイングランド代表のサイドバックは層が厚く、ワン・ビサカがコンゴ民主共和国代表を選んだのは正しい判断だったと言えるか。

コンゴ民主共和国には他にもレアル・ベティスFWセドリック・バカンブ、サンダーランドで売り出し中のMFノア・サディキ、ワン・ビサカと同じく世代別はイングランド代表を選択しながら、2024年にコンゴ民主共和国でA代表デビューしたバーンリーDFアクセル・トゥアンゼベなど他にもタレントがいる。プレイオフ決勝で戦うナイジェリアは強敵だが、タレント力では決して負けていない。



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