「理解できなくもない」 未だ物議醸すリヴァプール戦のゴール取り消しに英プロ審判協会のウェブ氏が持論展開

リヴァプールのスロット監督 photo/Getty Images

リヴァプールは得点挙げられず

プレミアリーグ第11節、注目の一戦となったマンチェスター・シティ対リヴァプールのゲームは3-0でペップ・グアルディオラ監督率いるホームチームが勝利している。

シティはアーリング・ハーランド、ニコ・ゴンザレスのゴールで前半だけで2点のリードを得ており、後半のジェレミー・ドクの得点がダメ押しとなった。

無得点に終わったリヴァプールだが、このゲームではオフサイドで取り消されたフィルジル・ファン・ダイクの幻のゴールがあった。

モハメド・サラーのクロスにオランダ代表DFが合わせてゴールネットを揺らしたが、アンディ・ロバートソンの位置がオフサイドとなり、取り消されている。

この判定に関しては、試合から数日経った今でも議論がなされている。

『BBC』ではイングランドのプロ審判協会(PGMOL)のハワード・ウェブ氏が今回の疑惑の判定に言及している。

「オフサイドポジションの選手(ロバートソン)がボールに触れず、その選手の行動が相手チームに影響を与えたどうかを審判が判断しなければならない場合、その選手の動きは我々が下す判断の中で最も主観的な要素の一つだ」

「そのため、このゴールは認められるべきだと考える人がいても不思議ではない。だから、この状況で実際に何が起こったかを検証する必要がある」

「CKからファン・ダイクにボールが届くことはわかっていた。ボールがボックス内に入るとシティの選手たちはラインを上げ、ロバートソンはオフサイドポジションに置き去りになった」

「彼がボールに触れていないことは明らかだが、彼にボールが向かうと、彼はしゃがみこむ動作をしたんだ。ボールが彼の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。この時、審判はその動きがドンナルンマに影響を与えたかどうか判断しなければならない。そしてここでは主観が絡んでくる」

「この見解に賛同しない者がいるのもわかっているが、彼らが達した結論は理解できないものではない。その選手はGKに接近し、ボールを避けるためにしゃがんだ。その動きがドンナルンマのプレイに影響したと彼らは考えた。この状況が本当に選手に影響があったかどうかはドンナルンマ本人しかわからない」

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