日本も苦しめられたUAEの天才司令塔が引退を発表 「人生の素晴らしい一章に幕を閉じ、新たな旅を始めます」

日本にとっても苦い思い出があるMFオマル・アブドゥルラフマン photo/Getty Images

五輪やアジアカップなどで活躍したアジアのテクニシャンMF

サッカー元UAE代表のMFオマル・アブドゥルラフマンが現地時間11月6日に自身のSNSを通じて引退を発表した。現地メディア『Emarat AI Youm』が報じている。

アフロヘアーがトレードマークで、若い時からその卓越した技術と創造性を武器にUAE代表の天才レフティーとして評されたオマル。2012年のロンドン五輪で頭角を表し、マンチェスター・シティのトライアルも受けた実績もあるなど、中東を代表する司令塔として活躍。過去には日本とも幾度か対戦しており、2015年のアジアカップでは準々決勝でオマル擁するUAE代表と対戦し、PK戦の末敗退。また翌年のロシアワールドカップアジア最終予選で同組となり、初戦で対戦した際にも出場。華麗なるテクニックで日本の選手を翻弄し、日本ホームの試合ながら1-2で日本が敗れ大きな話題となった。オマルはUAE代表として通算73試合に出場し、11得点を記録。主に自国のクラブでプレイしており、彼の才能には欧州の様々なクラブが注目していた。

オマルは2018年の夏にサウジアラビアのアル・ヒラルに期限付き移籍。しかし直前の代表戦で前十字靭帯断裂の大怪我を負い、この怪我の影響で以降は目立った活躍を見せられず。以降は自国のクラブチームを転々とし、次第に代表にも招集されなくなってしまった。2024年にアル・ワスルを退団後はフリーとなっていた。

オマルは自身のSNSにて「愛と感謝を込めて、今日までの挑戦と成果に満ちた素晴らしい旅路を終え、サッカー界からの引退を発表します。このキャリアは、努力と忠実な人々らのサポートによって築き上げられたものです」と現役引退を発表。続けて「今日、私は人生の素晴らしい一章に幕を閉じ、新たな旅を始めます。この旅路に関わったすべての方々に感謝いたします」と記した。

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