今の超豪華守備陣のオランダならW杯制覇を目指せる? 大型右SBダンフリースが掴む手応え「今のオランダは素晴らしいチームだと思う」

オランダ代表でプレイするダンフリース photo/Getty Images

ダンフリースにはオランダ代表DF歴代最多得点記録更新の期待もかかる

かつてのオランダ代表は攻撃陣が最大のストロングポイントだったが、近年のオランダ代表は守備陣が主役だ。右サイドでのハードな守備に加え、攻撃でも貢献できるインテルDFデンゼル・ダンフリースもそれを象徴する特別なDFと言えるだろう。

29歳を迎えているダンフリースは代表キャップ67試合を記録していて、さらにDFながら11ゴールを決めている。これはDF登録の選手としてはオランダ歴代3位の数字で、上には13ゴールのフランク・デ・ブール、14ゴールのロナルド・クーマンの2人しかいない。右サイドバックのダンフリースとは役割が異なるとはいえ、ダンフリースの数字も見事だ。このままいけばクーマンの数字を超えることも不可能ではない。

そんなダンフリースが狙うは、もちろんワールドカップ制覇だ。共に最終ラインを構築するリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク、トッテナムDFミッキー・ファン・デ・フェンらタレントは十分に揃っており、来年の2026年大会で優勝を狙うことも出来るはずだ。

「インテルでもそうだし、W杯のタイトルも欲しい。今のオランダは素晴らしいチームだと思うし、W杯は大きな目標だ。頂点を目指せる可能性を秘めていると思う。選手の顔ぶれを見れば、非常に優れたチームと分かるだろう」(『Voetbal Primeur』より)。

ダンフリースのような得点を奪える大型サイドバックはかなりレアな存在であり、オランダにとって特別な選手だ。それは最終ラインを束ねるリーダーのファン・ダイク、中盤をコントロールするフレンキー・デ・ヨング、ロビン・ファン・ペルシの数字を超えてオランダ代表歴代最多得点記録を更新したFWメンフィス・デパイらにも同じことが言える。オランダとしてはこの世代で悲願のW杯タイトルを狙いたいところで、守備さえ安定していれば2026年大会で頂点を狙えるはずだ。



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