ミラン時代の全盛期・カカーの衝撃は凄かった 前線の相棒インザーギが今も思い出す2006-07シーズンの成功「1人を選ぶなら、カカーだろう」

ミランの前線でコンビを組んだ2人 photo/Getty Images

当時のカカーはバロンドールも手にした

現在セリエBのパレルモを指揮するフィリッポ・インザーギは、現役時代に多くの成功を収めてきた名ストライカーだった。中でも印象的だったのがミラン時代だ。

ミランでは2002-03、2006-07シーズンと2度チャンピオンズリーグを制しているが、インザーギが今でも思い出すと語るのがリヴァプールとの決勝を戦った2006-07シーズンのことだ。

リヴァプールには2004-05シーズンの決勝で歴史的な大逆転負けを喫していただけに、ミランには特別なモチベーションがあった。インザーギもその悔しさを知るメンバーの1人であり、2006-07シーズンの決勝ではインザーギが2ゴールを記録。チームを2-1の勝利に導き、欧州の頂点に立った。

伊『Milannews』によると、インザーギは当時の優勝メンバーの中でもMFカカーが特別な存だったと振り返っている。カカーは2007年にバロンドールも受賞していて、当時はピークの状態にあった。

「今でもアテネでの決勝を思い出すよ。ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、セードルフといった多くの偉大なチャンピオンたちと共に戦う機会に恵まれた。その中でも1人を選ぶなら、カカーだろうね。彼は本当に特別な選手だったよ。彼と我々は素晴らしい仕事をした。シェフチェンコも恐ろしい選手だったし、イブラヒモビッチとのコンビも良かった。ネスタとマルディーニともチームメイトで良かったよ」

同じくCLを制した2002-03シーズンもDFアレッサンドロ・コスタクルタやMFルイ・コスタといった選手がおり、豪華さでは2006-07シーズン以上かもしれない。それでも2006-07シーズンにカカーがいたインパクトは大きく、当時世界最高のアタッカーだったカカーと生粋の点取り屋であるインザーギのコンビを楽しんだサッカーファンは多いはずだ。



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