パルマーが見せる恐ろしいほどの冷静さはカントナに似ている? 元イングランド代表GKが思う共通点「気取らない雰囲気でカントナを思わせる」

チェルシーで活躍するパルマー photo/Getty Images

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チェルシーでワールドクラスの選手へ

チェルシーで通算100試合をこなし、45ゴール29アシストの成績を残してきたMFコール・パルマー。チェルシーでワールドクラスのタレントへと成長したが、最大の魅力は恐ろしいほどの『冷静さ』だろう。相手に寄せられても焦ることがなく、PKも上手い。飄々と結果を出してくるあたりに恐ろしさがあるのだ。

元イングランド代表のGKデイビッド・ジェイムズは、パルマーをマンチェスター・ユナイテッドで活躍したエリック・カントナと重ねている。カントナ氏も動きを読むのが難しいアタッカーだったが、パルマーもGKからすれば読みにくいタイプのアタッカーと言えよう。

「私がこれまで対戦した中で最高の選手はカントナだった。GKとして相手のボディランゲージを読もうとするけど、カントナの場合は考えが読めなかったり、ちょっとしたフェイントで自分の思い通りに相手を動かしてしまう。パルマーはPK時のオーラだったり、あの気取らない雰囲気でカントナを思わせるね。カントナのPKと同じで、彼はコーナーに蹴り込むタイプではない。ただ空いているスペースにボールを転がす。ゴールネットの奥にパスを出している感じだ」(『FourFourTwo』より)。
確かにパルマーのシュートはゴールにパスを出しているようなイメージだ。チームは敗れたものの、17日に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節のバイエルン戦でも味方との連携から冷静に1ゴールを決めている。

チェルシーの選手としてCLを戦うのはこれが初だったが、欧州最高峰の舞台でもパルマーが焦ることはない。チェルシーが決勝トーナメントに進めるかはパルマー次第と言えそうだ。



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