マンUのフットボールDが赤裸々に語る「私たちにはアイデンティティがない」「ジェットコースターのように、本当に大変な日々」

左からジェイソン・ウィルコックス氏、オマール・ベラダCEO、ジム・ラトクリフ共同オーナー Photo/Getty Images

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インタビューにも応じたウィルコックス氏

現在プレミアリーグ14位に沈み、今季も暗雲が立ち込めているマンチェスター・ユナイテッド。来季の欧州コンペティションへの出場権はなんとしても確保したいところだが、すでに4部クラブに敗れてカラバオ杯に敗退しており、道のひとつを失っている。

共同オーナーのジム・ラトクリフ氏がミーティングのためマンチェスターへ飛んだことが報じられているが、一方でフットボールディレクターのジェイソン・ウィルコックス氏はクラブの現状を赤裸々に語っている。

英『Daily Mail』が伝えているが、同氏はクラブの選手協会創立40周年を記念した祝賀晩餐会のなかで、次のように語った。
「ジェットコースターのような日々でした! 昨年4月に就任してから約18カ月になりますが、正直に言って本当に大変な日々でした」

「クラブは実際よりもずっと良い状態にあると思っていたのに、私たちにはフットボールのアイデンティティがなく、オーナーシップ、CEO、フットボール、そしてアカデミーの間の連携が欠如していました。ただ、舞台裏で懸命に働いてきました」

また、YouTubeチャンネル『Manchester United the Religion』でインタビューに応えたウィルコックス氏は、近年の変革についても語った。

「クラブは間違いなく変革期を迎える必要がありました。人員削減は忘れてください。マンチェスター・ユナイテッドの構造全体を変える必要があったのです」

「説明責任と責任を担う、よりスリムな労働力を確保することが本当に重要なのです。今、再建のための基盤が整いました」

先週のマンチェスター・ダービーの敗北によって、ルベン・アモリム監督とオマール・ベラダCEOへのプレッシャーは高まっている。同氏は先日のミーティングは「いつも通りの会議だった」と強調しつつ、「今この瞬間に、そういうことに注意を払うのは当然。このサッカークラブはおそらく世界のどのクラブよりもプレッシャーがかかっている。だから、私たちは勝ちたいと思っている」と述べた。巨大なプレッシャーがかかるなか、クラブは状況を立て直すことができるだろうか。

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