ガルナチョ放出で得をするのはマンUか チェルシー移籍が成立すれば“最大の勝者”は赤い悪魔と地元紙

去就不透明なガルナチョ Photo/Getty Images

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売却近づく

ルベン・アモリム体制下で評価を落としたアレハンドロ・ガルナチョは、今や構想外の存在に転落している。チェルシーが移籍に向けて本格的に動き出している中、『Manchester Evening News』は「この移籍の最大の勝者はユナイテッドだ」と報じた。

ガルナチョは昨季、公式戦48試合で11得点10アシストと一定の結果を残したものの、その裏では規律違反や態度面での問題が指摘されてきた。2月には交代に不満を示してピッチを離れ、罰としてチーム全員に食事を奢る事態に発展。4月にはSNS上で交代に対する不満を表明し、5月のトッテナム戦後には「シーズンは最悪だった」「20分だけの出場には納得できない」とメディアに不満をぶつけた。

同紙は「才能は疑いようがない。21歳を前にして144試合に出場した実績は称賛に値する。しかし、現在のユナイテッドが求めるのは“規律”と“戦術適応力”であり、アモリムの哲学に逆行する存在を抱えていても意味はない」と指摘する。市場価値が高いうちに売却し、再建資金を確保することこそが最善の選択だという見方だ。
ガルナチョの退団は、ユナイテッドにとって“失敗”ではなく、“戦略的勝利”となる可能性がある。クラブの決断が正しかったのか、その答えはこれからの時間が示してくれるだろう。

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