マンU守護神オナナは過小評価すぎる!? 実はドンナルンマよりも優れているとデータが示唆

マンチェスター・ユナイテッドのオナナ Photo/Getty Images

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なにかと槍玉に挙がるが

マンチェスター・ユナイテッドの守護神であるカメルーン代表GKアンドレ・オナナ。しかし昨季もミスが目立ち、賛否両論ある選手となってしまっている。『The Standard』によれば、2023年に彼がオールド・トラッフォードに到着して以来102ゴールを許してしまっており、この数字を見る限りたしかに能力には疑問が残る。

しかしオナナは本当に正守護神にふさわしくない選手なのだろうか。『Football Insider』は、現在獲得の噂があるパリ・サンジェルマンのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとの比較を行なっている。

『Fotmob』によると、昨季、オナナはドンナルンマよりもリーグ戦で許した失点が19多かった。しかし、この数字だけでオナナを判断するのは早計かもしれない。
クリーンシートの統計を見ると、オナナは9試合、対してドンナルンマは4試合だった。リーグ・アンとプレミアリーグのリーグレベルの差を考慮すれば、これは見逃せないデータだ。

オナナは失点xG(失点期待値)が48だったのに対し、実際の失点は44。一方ドンナルンマは失点xGがわずか19.7だったが、実際はリーグ・アンで25失点を喫している。

セーブ率はまったく同じ67%だ。しかし被シュート数は1試合あたりオナナが3.94、ドンナルンマが3.27となっており、オナナがドンナルンマよりも多いシュートを浴びているにもかかわらず、同じセーブ率を記録していることがデータで示された。

マンUの失点の多さはオナナ個人の能力の問題というよりも、チームとしての守備の問題であったと思われ、決してオナナだけに責任を負わせることはできない。

現在負傷中で、開幕に間に合うのか懸念されるオナナ。ドンナルンマのほかアストン・ヴィラのエミリアーノ・マルティネスへの関心も報じられるが、本当に守護神を交代すべきか、マンU首脳陣はよく考えたほうが良さそうだ。

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