あまりにも攻撃的? シュチェスニーがバルセロナのスタイルに違和感「僕のサッカーではない」

バルセロナのシュチェスニー photo/Getty Images

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バルセロナの新守護神

バルセロナのヴォイチェフ・シュチェスニーの発言が注目を集めている。同選手は昨年8月に現役引退を発表したが、その後マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの負傷離脱によって急遽バルセロナに入団。正ゴールキーパーだったテア・シュテーゲンの代わりにゴールマウスを守り、昨シーズンのバルセロナの国内三冠に大きく貢献した。

シーズン終了後にはバルセロナとの契約を2年延長したシュチェスニーは、新シーズンでも守護神として活躍が期待されている。しかし、ポーランド系のユーチューブチャンネル『Foot Truck』で語ったところによれば、同選手は入団から1年近くが経ってもいまだにバルセロナのプレイスタイルに違和感を覚えているようだ。

「バルセロナのサッカーは僕のサッカーではない。昨シーズンのバルセロナが達成したことは素晴らしいし、そのスタイルは観客にとって非常に魅力的なものだったはずだ。でも、それは僕のサッカーではないし、成功によって僕の考え方が変わることもない」
ミスを恐れず攻撃的なスタイルを貫くのがバルセロナの哲学だが、それによって不用意な失点を重ねて敗れることもある。その典型的な例は、インテル・ミラノと戦った昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝だろう。ホーム&アウェイの2試合でバルセロナは6ゴールをあげた一方で7失点を許し、壮絶な打ち合いの末に準決勝敗退となった。

「あの試合では、チームは危険を察知することができていたし、90分間同じような感じでプレイする必要もなかった。でも、これは批判ではないんだ。僕の個人的な意見に過ぎない。僕はゴールキーパーだ。もしもチームが4-0でリードしていて、そして他の選手達が5-0をめざしてプレイしていたら、それは僕にとって難しいことなんだ。ゴールキーパーは無失点をめざすポジションだからね」

ゴールキーパーの視点から見れば、バルセロナのスタイルはリスクの大きいサッカーということなのかもしれない。

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