アルバレスを中心にアトレティコが目指すリーグ制覇 A・バエナ、カルドーソらの補強でバルサ&レアルを捕まえられるか

アトレティコで躍動するアルバレス photo/Getty Images

今夏は積極的に動いている

スペイン国内でバルセロナ、レアル・マドリードの2強に対抗できる数少ない勢力の1つがアトレティコ・マドリードだ。2024-25シーズンも粘ったのだが、最終的には3位でフィニッシュすることに。

2020-21シーズンにはラ・リーガを制したが、そこからは3位、3位、4位、3位と、頂点には届いていない。2024-25シーズンはチャンピオンズリーグにてベスト16敗退、今夏のクラブワールドカップもあっさりとグループステージで敗れるなど、2024-25シーズンはやや苦いものだったと言える。

タイトルを獲得できないとなれば、選手のモチベーションも変わってくるだろう。スペイン『SPORT』はアトレティコがFWフリアン・アルバレスの心境変化を恐れていると伝えていて、チームの成績低下からアルバレスが移籍を検討することを恐れているのだ。

今夏のテーマはアルバレスを中心としたチーム作りであり、新シーズンはタイトルを狙っていきたい考えだ。すでにビジャレアルからMFアレックス・バエナ、レアル・ベティスからMFジョニー・カルドーゾ、アタランタからDFマッテオ・ルジェーリ、レンタルで獲得していたDFクレマン・ラングレを完全移籍に切り替えるなど、積極的に動いている。

さらにはアルバレスと同じアルゼンチン代表選手であるMFティアゴ・アルマダの獲得に近づいており、着々と戦力補強を進めている。

2024-25シーズンにアルバレスはリーグ戦で17ゴール4アシスト、CLでも7ゴール1アシストを記録するなど、加入1年目から圧巻の働きを見せてきた。同じ前線ではアレクサンデル・セルロートもリーグ戦で20ゴールを決めており、アントワーヌ・グリーズマンとの契約延長も決まった。

バルセロナ、レアルを追い抜くのは簡単ではないが、アルバレスを中心とするアトレティコはラ・リーガのタイトルに届くだろうか。戦力は確実に揃ってきている。



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