今後アメリカがサッカー発展の中心地になっていく可能性は MLSコミッショナーはCWCを大成功と胸を張る「来夏のワールドカップへ完璧な前哨戦」

CWCはチェルシーの優勝で幕を閉じた photo/Getty Images

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色々と課題もあったが……

出場チームの大幅拡大による選手の負担増加、暑すぎるアメリカの気候など問題もいくつかあったが、6月14日からアメリカで開催されてきたクラブワールドカップ2025(CWC)も幕を閉じた。

32チーム制に拡大しての第1回大会ということもあり、まだまだ改善点はあるのだろう。しかしMLSのコミッショナーを務めるドン・ガーバー氏は、全体的には大成功だったと胸を張る。アメリカサッカー界にとっても意義の大きな大会だったとの認識だ。

「インファンティーノ(FIFA会長)は大胆なビジョンを持っていて、今回FIFAは素晴らしいイベントを実現してみせた。これはサッカー界において決定的な瞬間だった。CWCで我が国があらゆるレベルで力を発揮できたと誇りに思っている。サッカーの成長の多くが、ここアメリカと北米全域で起こっているのだ。CWCもその1つだ。このCWCは北米がサッカーの世界的中心地になり得ることを証明したよ。来夏のワールドカップへ完璧な前哨戦さ」
「北米が来夏大いに盛り上がることは間違いない。ワールドカップは我が国史上最も壮大なスポーツイベントとなり、この地域のサッカーに関わるすべての人々にとって大きな活力となるだろう。そしていつの日かCWCがアメリカへ戻ってくるところを見たいね。FIFAの計画がどうなっているのか分からないが、今大会は我が国にとって大きな節目だった」(MLS公式より)。

アメリカのマネーパワーは凄まじいものがあり、サッカーの新たな可能性が北米から展開されていくシナリオもゼロではないだろう。今回のCWC開催、来年のワールドカップは大きな転換点となる可能性があるが、ガーバー氏の望み通りアメリカはサッカーの中心地になっていくだろうか。

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