ブライトンの新戦力人数が多すぎる? 昨夏から続くルター、コストゥラス、ミンテら大量補強ぶりに「チェルシーに似てきた」なんて声も

新シーズンのブライトンはどのような陣容となるか photo/Getty Images

続きを見る

明確なビジョンがあるのか疑問も

今夏もブライトンは移籍市場で活発な動きを見せている。前線の要だったFWジョアン・ペドロをチェルシーに6370万ユーロで売却し、FWシモン・アディングラは2400万ユーロでサンダーランドへ移籍。選手を育て、高値で売却するスタイルはブライトンが得意としてきたものだ。

その一方で今夏はオリンピアコスから期待の18歳FWチャランポス・コストゥラスの獲得に3500万ユーロ、クラブ・ブルージュからDFマクシム・デ・カイペルを2000万ユーロ、サンダーランドからMFトム・ワトソンを1200万ユーロ、ヴェローナからDFディエゴ・コッポラを1100万ユーロ、韓国の大田ハナシチズンから200万ユーロでユン・ドヨン、PSVを離れたDFオリヴィエ・ボスカリを獲得。

さらに今年2月に獲得をまとめていた19歳のギリシャ代表FWステファノス・ツィマスも合流するなど、7月の段階で多くの新戦力が加わっている。
ブライトンには補強上手との印象もあるが、英『Independent』は注意も必要だとブライトンの動きに注目している。昨夏に続く積極補強もあり、クラブ公式の選手リストは41人に達するなど、選手数がかなり多くなっているのだ。

また昨夏にリーズから4670万ユーロで獲得したFWジョルジニオ・ルター、ニューカッスルから3500万ユーロで獲得したFWヤンクバ・ミンテ、フェイエノールトから3200万ユーロで獲得したMFマッツ・ウィーファー、マインツから3150万ユーロで獲得したマインツMFブラヤン・グルダ、セルティックから2950万ユーロで獲得したMFマット・オライリー、フェネルバフチェから3000万ユーロで獲得したDFフェルディ・カディオグル、ノアシェランから1900万ユーロで獲得したFWイブラヒム・オスマンら新戦力にはかなりのコストがかかっているが、2024-25シーズンに大活躍したと言える選手は多くない。

1シーズンだけで判断することは出来ないが、当然活躍しない選手を高値で売却することはできず、不良債権となってしまう恐れもある。同メディアは昨夏に続く今夏の積極補強にきっちりとしたビジョンがあるのかと心配していて、選手を乱獲するやり方はチェルシーと似てきたと表現している。

近年のブライトンはMFモイセス・カイセド(チェルシー)やアレクシス・マクアリスター(リヴァプール)など、クラブで成長した選手をビッグクラブへと売却するやり方が機能してきたが、昨夏から続く大量補強の中からそのルートに乗る選手がどれだけ出てくるだろうか。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ