どうして移籍しないのか? ボルシアMG板倉滉の去就が不透明な原因を現地紙分析

ボルシアMGの板倉滉 photo/Getty Images

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既にボルシアMGは来季に向けて始動

フランクフルトやボルシア・ドルトムントといったドイツ国内のクラブに加えてプレミアリーグの複数のクラブも獲得に興味を示しているというニュースが今年4月頃から盛んに報じられるようになっていたことから、ボルシアMGの板倉滉が今年夏に移籍するのは確実と見られていた。

しかし、7月になってボルシアMGが新シーズンに向けて始動した後も板倉に具体的な移籍話が持ち上がっていない。夏の移籍市場が閉まるまであと1カ月半ほどあるとは言え、今シーズン後半の現地メディアの報道ぶりを考えれば予想外の展開とも言える。

ドイツ紙『Bild』は、板倉の去就が決まらない理由を二つ挙げている。一つは、板倉とボルシアMGとの契約が来年6月末で満了となること。契約満了で板倉がボルシアMGを退団した後であれば移籍金なしで板倉を獲得できるため、敢えて今すぐに獲得をめざそうとするクラブがないのではないかと同紙は分析している。
また、『Bild』によれば板倉自身も今年夏に移籍することに前向きではないという。板倉は来年開催予定の北中米ワールドカップに日本代表の一員として参戦することを目標の一つに掲げているが、レギュラーポジションが約束されているボルシアMGを離れて新天地に行って十分な出場機会が得られなければ、ワールドカップに臨む日本代表のメンバーからも外れる可能性がある。そのため今年夏の移籍には大きなリスクが伴うと考えているようだ。

リスクを負ってでも移籍したいと思うようなビッグクラブからオファーが来ない限り、板倉が移籍を検討することはないのかもしれない。

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